雪 大

どうもこんにちは。

ブランクなんて折れるもんだ・・・。

ガイドなんてひん曲がったり吹っ飛んだりするもんだ・・・。

許容値を超えたり、疲労限界を迎えたり、誤った使用をされた竿はあっさりと逝かれます。

絶対に折れないブランクに、絶対に曲がらんガイドなんて、実際無理でしょう。

ですから私は竿にこの辺の事項については仕方がないものとして高望はしてないのです。


しかし、この部分・・・。




リールシート。

いや、正確にはナットね。

こいつだけは、高望んじゃいます・・・。

「絶対ゆるむな！」と・・・。

まぁ所詮スクリューなので、ゆるむのは当然なのかもしれませんが、

でもね～。

こまめに締め直せばいいだろという噂もありますが、意外と面倒と言いますか忘れがちと言いますか・・・。

そんなただリールを抑えているだけのナットですが、

私なりに満足している２メーカーの竿に採用されているナットがありますのでご紹介・・・。


①サーペントライジング（ウィップラッシュファクトリー）に採用のロングナット。




　
　海の大物用竿には当たり前でしょうが、これ対淡水魚用に必要？
　
　と、思われても仕方ないごつさです。
　
　しかし、はっきり言ってまったくと言っていいほどゆるみません。安心感が違います。

　実際、他の規格ナットでは高確率でガタガタしちゃいますからね。

　これがロングの恩恵なのかと、この竿に出会った時には感心させられましたよ。

　もっと細径のシートにもロングナットが対応できればいいですねFujiさん。（あるのかな？）


②G-CRAFTのベイト竿に採用のナット。




　これ、そうとうロングなナットですよ。

　①同様、ゆるみません。

　このメーカーのスピ竿にはリール位置可変式のシートが採用されていることは有名ですが、

　ベイトのシートにもこんなこだわりが取り入れられているんです。

　両側からしめこむことができないベイト竿のシートですから、

　研究を重ねて片側締め込みでリールをがっちり固定できる工夫がGなベイト竿にはされているのです。

　この辺についてまたG宴でも開催されましたらじっくりと聞いておこうと思います。


　

まぁ素人的にはロングならゆるまんのかななんて、

単純な結論でしかないのですが、もっとこのロングナットは広く採用されてもいいような気がします。

価格の面で難しいのでしょうかね。それとも、採用するとスペーサーが必要でめんどくさいとか・・・？

対象魚に対してオーバースペック？

等々、いろいろ理由はあるのでしょうけれど、ナットを含めリールシート周辺は常に触れている部分です。

そして、そうとうややこしい力がかかる部分でもあると思います。

竿を選ぶ際にはこの辺も注意して選んでみるとさらに道具選びが楽しくなるのではないでしょうか。

まぁ中には気にいらないと、使用してないグリップぶっ壊して作り直しちゃう変態様もいらっしゃいますが・・・。