雪 大

どうもこんにちは


それにしてもまだあけませんし、蒸し暑い・・・。


涼しくなりましょう。


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一人深夜残業丑三つ時・・・。


社内自販機の明かりだけが照らす廊下を歩く黄色いTシャツの女の子を見ました。




過去に首吊りがあったとされる県下超有名バスポイントの穏やかな水面を、


波紋もたてずに歩いて渡る白いワンピースの女性を見ました。




最近の話ではありませんが、当時から誰も信じてくれません。


いや信じたがりません・・・。


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さて、以前の記事に“のほほんな奴”がもつある共通点、


なんていうことを記しましたが今回はそれに触れてみたいと思います。


コレを体得出来ればきっと釣果は一気に上ることでしょう・・・。


小さな魚信を見逃さないとか、


魚の居場所を見極めるといった普通の話ではありません。


では？




「釣場では気配を消す！」




これです・・・。


魚は糸を伝う釣人の気配を感じ取るなんて言われていますが、


これは本当かもしれません。



人の侵入を拒むような、


そして強引に一歩足を踏み入れたならばそこに棲む小さな虫達の生活音ですら耳にはいってくるような、







そんな藪の中で、







突然彼は私の背後に立っています・・・。


彼「なじ？」


私「ぐわっいたのかっ？」




遥かなる地平線に向かって静かに延びる人間が設けたコンクリート消波構造物、


打ち寄せる波の音に消されなければ、


そこをアジトとするカニ達の横歩音まで聞えてくるテトラ群の先端。







突然スパイクブーツを履いた彼は私の背後に立っています・・・。


彼「なじ？」


私「どわっいたのかっ？」



決まってされる二人の会話。


そしてあっさりお目当ての魚を捕ってまた静かに帰っていく彼・・・。




冒頭に述べたような見てはならないモノを見てしまう私でも、


気配を消した彼には気付くことが出来ません・・・。


足音くらい聞えてもいいと思うのですが・・・。


彼が泳がすルアーを一度水中から見てみたいです。


捕る気満々な私のそれとはきっと大きな違いがあるはずです・・・。




信じられますか？こんな彼の話・・・。




※「なじ？」＝「調子はどうだ？」方言ですね。